第20回日本小児消化管感染症研究会

当番世話人挨拶

第20回日本小児消化管感染症研究会
当番世話人 垣内 俊彦

(佐賀大学医学部小児科)

この度、第20回日本小児消化管感染症研究会当番世話人を拝命させていただきました。伝統ある日本小児消化管感染症研究会の当番世話人を担当させていただくこと大変光栄に思いますと同時に、ご高配いただきました当研究会の代表世話人であられます兵庫医科大学小児科奥田真珠美先生、前代表世話人であられました順天堂大学小児科清水俊明先生をはじめ、諸先生方に厚く御礼申し上げます。

本研究会は節目となる第20回目を迎えることになります。それを機会に、「消化管感染症学を嗜(たしな)む」をテーマに据え、本研究会の諸先輩方が今まで築き上げてこられたエビデンス、現在進行形で構築されつつある研究内容、今後につながる発展的なプレリミナリー研究など、小児消化管感染症分野の様々な内容を参加者全員で共有し、美味しく嗜み尽くそうと考えております。今までは、例年、東京と大阪で交互に開催されておりましたが、今回は初めてそれ以外の都市、九州福岡で開催することになりました。九州を代表する福岡は、食べ物が美味しいことは全国に知れ渡っており、私の地元の佐賀には美味しくて有名な日本酒もあります。皆様是非とも、福岡にお越しいただき、頭とお腹とで、美味しいものを嗜み尽くしていただきたいと思います。

今回の研究会は、現地開催のみで準備しています。全国の多くの先生方に参加いただけるように、JR博多駅ビルにある会議室で行いますので、飛行機、新幹線を利用される先生も一度も外に出ることなく参加可能な、アクセス抜群の立地です。また、駅ビルや周辺には、九州の食材を使った美味しい料理を食べられるお店やお土産を買える複合ビルも数多く立地しています。

本研究会では、エルシニア感染症やロタウイルスワクチンの特別講演、炎症性腸疾患と消化器感染症の鑑別、小児消化管感染症ガイドラインの概要、ヘリコバクター・ピロリ感染症のシンポジウムなどを準備しています。今回から代表世話人奥田真珠美先生のご発案で、優秀演題賞も創設される予定です。この賞を目指して、全国の先生方に一般演題でご発表いただき、多くの知見を参加者全員で共有できれば、今後の日常診療にも大いに役立つことと思います。小児感染症、小児消化器の専門の垣根を取り払い、また、メディカルスタッフの方々に数多く参加いただけるように準備を進めてまいります。

今回の研究会が、小児消化管感染症分野の臨床と研究の発展に少しでも寄与できることを祈念し準備を進めてまいります。一人でも多くの方々にご参加頂き、実り多き会になるよう皆様のご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。

2023 年3月吉日

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